2012年10月4日木曜日

「BitLocker To Go」を使ってみる(つづき)

前回は Windows Server 2012 を使って BitLocker To Go の設定を施そうということで、サーバーマネージャーにある役割と機能の追加ウィザードに従い、BitLocker の機能追加が完了するまでと、それにも関わらずマイコンピューターのコンテキストメニューに「[BitLockerを有効にする」が表示されないというところまでを書きました。

どうしたものかということで・・・取り敢えず困ったときは再起動です(^^ゞ
Windows 8 と Server 2012 はマルチタッチネイティブを謳っており、タッチパネルじゃない環境用に Windows キーを使ったショートカットが多数用意されています。それはそれで機会があればネタにしようと思いますが、今回はそのスクリーンショットでも。再起動するには「Win キー + C」でチャームバーと時計を表示させ、設定をクリックして電源から再起動を選択します。ショートカット以外でもマウスカーソルを右上に移動させることで同様の結果が得られます。

[Win] + C
「設定」-「電源」
「続行」をクリックすると再起動します
で、どうなったかといいますと、

出た!
ま、こんなもんですかね(^^ゞ
あとはリムーバブルディスクに BitLocker To Go を設定していきます。

BitLocker の起動画面
ロック解除はパスワード
パスワードを忘れた時にドライブにアクセスするための回復キーというものを保存します。

ファイルに保存
回復キーには「ID」と「回復キー」が保存され、デバイスに設定された ID と一致しなければその回復キーではロックを解除できない仕様になってます。

回復キー
保存が完了したら「次へ」を押下してドライブを暗号化する範囲を選択します。今回はフォーマット済みのメモリーなので「使用済みの領域のみ暗号化する」を選択。これができたら BitLocker To Go のための設定は完了です。

選択して次へ
設定完了!
「暗号化の開始」ボタンを押下するといよいよ暗号化が始まります。


完了です

さて、チャンとセキュリティ掛かってるかなあ・・・



2012年10月2日火曜日

「BitLocker To Go」を使ってみる

普段使っている USBメモリーなんですが、これまでセキュリティ的な手段を講じる事無く何も考えないでヘラヘラ使ってました。ところが最近割りと他人が見たら迷惑をかけそうなデータを持ち運ぶ機会が増えたこともあって、Windows7 から追加された BitLocker To Go 機能を試してみました。

BitLocker To Go は、Windows 7 や Windows Server 2008 R2 で新たに採用された、USB メモリなどリムーバブルディスク(もちろん内蔵ディスクも)を暗号化する機能です。BitLocker To Go を使えば、USB メモリの内容を自動的に暗号化することができます。じゃあということで先日使えるようになった Lenovo ThinkPad T410 を使ってサラッと暗号化することにしました。T410 には Windows Server 2012 がインストールされているのですが多分 BitLocker To Go は引き継がれているだろうと適当に考えてマイコンピュータにあるリムーバブルディスクを右クリックしましたが、コンテキストメニューには [BitLockerを有効にする] が見当たりません。

「BitLockerを有効にする」がない
ならばということでサーバーマネージャーの「役割と機能の追加」をチェック。

サーバーマネージャー
次へ
そのまま
まだ仮想化しておらず対象サーバーは1つだけ
役割ではないようですね
ありました
Windows Server はそのままだとこれといった役割も機能も提供されず、必要な物だけを選んで構成しなければいけないようです。まあ、あたりまえですけど(^^ゞ

「BitLocker」はサーバーの機能として提供されていました。

「BitLocker」に紐付けられた機能
ほぼデフォルトでOKです。

チェックが入りました
インストールします


3つ上の「インストールオプションの確認」で「必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」にチェックを忘れたため、ここで一旦再起動を促されました。

再起動してインストールを完了させます。これでもう一度マイコンピューターでリムーバブルディスクを右クリックしたらコンテキストメニューに [BitLockerを有効にする] が表示されているはずですが、予想に反して前と変わらず見当たりませんでした。

さてどうしたものか・・・