2012年9月3日月曜日

YouTube へのアップ(つづき)

さすがにこのネタ引っ張るのも限界ですね(^^ゞ
これで最後にします。

これまでビデオで撮り溜めたデータを YouTube にアップするということで、画像ファイルのパソコンへの取り込みから簡単な編集なんかを紹介しました。撮影に使った Canon iVIS HF M41 は AVCHD 規格の映像圧縮方法が MPEG4-AVC/H.264 で、音声圧縮については Dolby Digital 2ch というもので、低価格の民生機としてはなかなかの画質、音質を備えています。ほんとイイ時代になったもんです。

トリミングに使った「Pixela Video Browser」でも YouTube アップロード用のエンコード処理はできるのですが、フォーマットが WMV で、高画質モードでも画像サイズが 1280x720 というなんとも残念な仕様となっています。

ちなみに YouTube はいつの間にかフルHD(1920x1080)の画像もサポートし、ファイルサイズも最大2GBまでとかなりの高画質のものでもアップロードできる環境になりました。できることならこの環境を活かして高画質のものを(できれば1920x1080で)アップロードしてみたい、というこで今回のアップロード用のファイル は、H.264 を使って1920x1080、9500 kbps、ステレオ48000 Hz、320kbps というそこそこの高画質設定でエンコードしました。

フィアルのエンコードには「TMPGEnc Video Mastering Works 5」を使いました。

アイパッチ
こいつを起動するとまず目的別に処理を選ぶスタート画面が表示されます。

スタート画面
初めての処理なので「新規プロジェクト」をクリックします。するとクリップ追加の方法が求められ、ここでどういった種類のファイルを処理するのかを選択します。

追加ウィザード
ちなみにウィザードとは魔法の意味で、なんで魔法かというと言われたとおりに操作を行えば、魔法のごとく思い通りに事が運ぶからなのだそうです。ビデオから取り込んでトリミングを施したファイルは所謂TSファイルなのでここでは「TSファイルを詳細に分析して追加する」を選んで、目的のファイルを選択します。

トリミングを施したファイルを選択します
解析が終わると追加ウィザードのタイトル一覧に目的のファイルが表示されます。

何故か一覧に2つ?
詳しいことはわかりませんが何故か一つのファイルに対し、一覧には二つのタイトルが表示されます。名前も変です。まあ気にせずどちらか一方を選んで「次へ」進みます(^^ゞ

クリップの設定画面
処理するクリップの設定ですが、もとのファイルのフォーマットが決まっているので多くは設定できませんし、ここで出来る設定は大勢に影響はありません。(ホントか)

編集画面
これでようやくファイルが編集できる状態になります。今回はほとんどすることはないのでさっさと出力設定に進みます。

出力フォーマットの選択画面
出力設定では最初にファイルのフォーマットを決定します。今回はH.264 で出力するので「MP4(AVC)ファイル出力」を選びます。

出力設定画面
すると画面にはMP4(AVC)ファイル出力用のテンプレートがセットされ、あとは細かな設定のみでエンコトードが可能になります。ここでは①アスペクト比を「画面アスペクト比 16:9」にし、②画面中程にある「設定」ボタンより平均画像ビットレートと音声ビットレートを決定します。

エンコード/ビットレート設定
この出力設定画面がこのソフトの肝で、とても簡単に設定が可能です。今回はとりあえず映像ビットレートを固定の 9500kbps、音声を 320kbps にしました。ここでこのソフトの特徴として出力ファイルの予想サイズを計算してくれます。これはとても便利でありがたい機能です。あとは③ビデオタイプをプログレッシブにしたら「エンコード」をクリックして「出力開始」ボタンをクリックします。

エンコード画面
エンコードプレビューができます
ファイルのエンコードというのは極めてガテン系処理で並のマシンではいつになったら完了するかわかったものではありません。この「TMPGEnc Video Mastering Works 5」というソフトはマルチスレッド対応を謳うだけあって、コアのそれぞれにしっかりと仕事をさせてます。

タスクマネージャー
これを見せたかったというわけでは決してありません(^^ゞ
1.58GBの元データをエンコードして584MBになりました。エンコード時間は20分ちょい。

エンコード完了
Before
After


Doxy

御大ソニー・ロリンズのオリジナル。マイルス・デイビスの「Bags Groove」での快演が有名です。まあ、表題曲の影に隠れてはいますが(^^ゞ YouTube でもエントリーの多い作品です。




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