先日のライブではものの見事にストリーミング中継に失敗したわけですが、そもそもストリーミング中継ってなんぞや、ということで今回は当方の環境の紹介です。ネタとも言いますね(^^ゞ。
ストリーミング中継というのは簡単なところでは iPhone なんかが有名で、カメラを使ってライブビューをそのままインターネット越しにライブ中継しようというものです。テレビで言うところの生中継ですね。
で、その生中継に必要な機材なんですが、ウチではビデオカメラとパソコンを使用してます。少し(かなり?)乱暴な言い方ですが、基本的には
Skype とか
Windows Live Messenger なんかのビデオチャットと同じ原理です。ただ向こうは双方向ですが、こちらは一方的に流しっぱなしという違いがあります。あと市販の Webカメラとかでも中継は可能ですが、それでは絵的にどうよ、ということでビデオカメラを使っています。
カメラはこれ。
これをパソコンに繋ぎ、スルーした映像を取り込み、ストリーミング用にエンコードして
Ustream などの配信サーバに送信します。映像のエンコードには専用ソフトを使います。今回は Telestream の
Wirecast を使いました。
ちょっと前までは DV テープを使用したHD ビデオカメラが主流でパソコンとの接続は IEEE1394 が標準でした。ところが最近のやつはフルHDが当たり前になり、出力端子が HDMI になってしまいました。また、最近のパソコンも IEEE1394 をサポートしているマザーボードがほとんどなく、また HDMI の入力端子も装備されていません。パソコンとビデオカメラの(スルー映像の取り込みに対しての)親和性が、以前と比べて低くなったようです。
ご多分に漏れず M41 にも IEEE1394 は存在せず、このためビデオカメラから映像をスルーさせるためには、HDMI からの信号を USB または IEEE1394 で拾う必要が出てきました。
で、こいつの出番です。
SKNET の Monster X Live はビデオカメラの HDMI からの映像を USB 経由でパソコンに取り込める、とても有り難い機能を提供してくれます。この製品は USB2.0 のため帯域的に1080pの取り込みには厳しいようで、映像データは720pに落とされてしまいます。が、ストリーミング配信としては十分かと思われます。1080pで取り込みたければ Blackmagic Intensity Pro とか USB3.0 接続の Intensity Shuttle などがありますが、ここの製品はかなりクセがあるらしく、人柱がゴロゴロしているようです。
なぜかあったりします(^^ゞ。
Monster X Live とパソコンの接続はこんな感じです。
実に簡単です。本体はそれほど大きくなく、電源もバスパワーなので取り回しが非常に良好です。
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20120125 |
認識も実にあっけなく、本当に挿すだけといった感じでした。
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デバイスマネージャ |
Wirecast での映像ソースにもちゃんと認識されモニターもこのとおりです。
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20120125 |
あとは配信するのみ・・・のはずだったのですが。
(つづく)